- 新人
ふぶき 35歳
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2024/12/09 16:52温めてくださいな
SAKURAのふぶきです
日記での約束守れて良かった
今日のおすすめの句ですけど。大江千里、という方の作品です。さて、お分かりな方もいらっしゃるかもしれません。日本のアーティストさんにも大江千里さんはいらして、ファンではないので詳細はわかりませんけど。大江千里さんは百人一首とかお好きだったのでしょうか?こちらも秋の句です。
月見ればちぢにものこそ悲しければ
わが身ひとつの秋にはあらねど
月をみあげるとさまざまなことが悲しく思えるなぁ。たいした理由もないのだけれどなぜか物思いにふけってしまう。秋の月は日本では太古から万葉の時代でも昔とあるのですから、すごいのですけど、そんな時代から寂しいとかそういった秋の人肌恋しさを象徴するものでした。
だから、自分ひとりが感じているのではなく、みなさまもそうでしょう?と、共感をうながしていて、『ちぢ』と表現することによってそれでも作者が寂しさを感じている。そう強調しています。『ちぢ』はさまざまな感情がいりみだれている。といったところを、現在風でいえば『超』みたいなかんじでここではつかわれています。詩人だった彼には人より敏感な部分もあったでしょう。