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あきほ 45歳

  • 2023/07/16 07:12祇園祭は鱧食べよっと

    
    おはようございます。
    今日は、祇園祭の宵山。
    昨日から歩行者天国になり屋台が出ているので、きっとたくさんの人なのでしょう。

    祇園祭といえば、鱧が美味しいときです。
    鱧は梅雨入りから7月ごろまでが脂がのる旬。
    祇園祭は、鱧祭りと呼ばれることもあります。
    東日本では鱧はあまり馴染みはないようですが、京料理ではこの時期には欠かせない食材となっています。
    京都では「暑い時期に長いものを食べると精力がつく」として、鰻と同様に食べる習慣もあるそうです。

    鱧には長くて硬い小骨が非常に多く、「骨切り」が必要です。皮を切らないように鱧の身に細かい切り込みを入れ、小骨を切断していきます。
    熟練した料理人でないと、身がつぶれて味や食感が損なわれてしまいます。
    この技も、鱧の味わいの良し悪しを決める要因のひとつです。

    ザク、ザク、ザクと、板場の方から骨切りの音が聞こえてきました。
    そのリズムに合わせるかのように、コンチキチンと祇園囃子が鳴り響きます。
    鱧料理をいただくのにふさわしいシチュエーションとなったところで、最初の一品が出てきました。
    さすがは、匠の技でした。