おはようございます。
朝から新聞を読んでいると、「年初に華を添える 至福のおせち」という我先にのような広告。
某有名料亭監修の豪華三段重。
通常¥15,800のところを、8月31日までに申し込めば¥5,000引き。
厳しい残暑におせちとは…、ちょっと違和感。

この「我先に」という姿勢に、朝から懐かしい人を思い出していました。
毎月のイベントにいつも一緒に参加していた方々です。
私も含めた３人で待ち合わせをしてから行くのですが、お年のせいかおふたりともかなりせっかちでした。

初めの頃は、待ち合わせの時間の10分前ぐらいに集まっていたのが、「我先に、我先に」と早く着くのが美徳になり、２時間前到着が当たり前のようになってしまいました。
おかげで、１０分前に着く私はいつも「遅い」と嫌味を言われました。

おふたりがいらっしゃらなくなって長い月日が経ちますが、「我先に」といわんばかりのおせちの広告で、ふと懐かしく思い出されました。
「我先に」とふたりで競争すること、みんなからは「いつも早いですね」と声をかけられること、「遅い」と私に嫌味をいうこと、そんなことが嬉しかったのかもしれません。

懐かしい人であり忘れえぬ人々でもあります。